「平沼・関岡・城内」対談
Post by 喜八
講談社発行の雑誌「月刊 現代」2006年07月号掲載の「アメリカ崇拝政治を排し、保守を再生せよ─小泉政権5年を総括する」より、その一部を引用させていただきます。
これは平沼赳夫先生(衆議院議員)・関岡英之先生(作家)・城内実さんの鼎談記事です。
(★引用開始★)
関岡 商法・会社法など日本の国内法の改正の背後に、米国の影があるという平沼さんのご指摘について、外務省出身の城内さんはどうお考えですか。
城内 たしかに構造改革と称するものの中身は、米国に引きずられすぎてる気がします。グローバリゼーションという建て前のもとに、中身は米国化なんですね。日本は占領政策がいまだに続いているんじゃないかと思うぐらい、どんどん米国化している。いまの改革を見ると、なんでも「官から民へ」とか、予算や人員の一律カットなど単純な「改革」ばかりです。ひたすら「改革、改革、改革」と唱えていれば幸せになれる、『改革教』という宗教なんじゃないかと思うときもありますけど。
平沼 私はあだ名を付けるのが好きな人間なので、『改革パラノイア』と言っていますよ(笑)。
関岡 なるほど、偏執狂的ですよね。
平沼 皇室典範に関しても、これを改革感覚でやったこと自体が非常に大きな間違いだと思うんです。守るべき伝統や文化は、改革の対象にしてはならないわけですよ。それをわずか10ヵ月、30時間足らずで、選考基準もよくわからないまま、10名のメンバーで驚天動地の結論を出して、これが改革だというのは、小泉改革を象徴している問題だなと思いますよ。
関岡 いま指摘された皇室典範問題ですが、まさにここに、「諮問会議」の専横という、小泉政権の病理が典型的に表出していますね。「皇室典範に関する有識者会議」は総理の「私的」諮問機関で、その構成員も国民が選んだわけでもない民間人に過ぎないのに、当事者である皇族方にも、国民の代表である国会議員にも一切口を出すなと言い放つのですから、いったい何様のつもりなのか。どうしてこんな非道が罷り通っているんでしょうか。
(★引用終了★)
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